診療・各部門
外来診療
外来診療 ▶ 月曜日〜金曜日
診察開始 ▶ 午前/9時00分〜 午後/13時30分〜
- ○予約外の受付は11時30分までとなっております。
- ○診察は予約の患者さまを優先に心がけておりますが、緊急性の高い患者さまが受診された際には、診察を先にさせていただくことがありますのでご了承ください。
曜日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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午前 | 予約 | 藁谷 石井 |
林(9:30~11:30) 藁谷(10:30~) |
羽廣 | 熊本 甲斐田 |
林 |
交代外来 | 初・再診 | 初・再診 | 初・再診 | 初・再診 | 初・再診 | |
乳腺外来 | 健診のみ (男性医師) |
初診(10:00~) | 林(第2・4・5初診) 藁谷(初診) |
健診のみ (男性医師) |
健診のみ (男性医師) |
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午後 | 藁谷 石井 甲斐田 |
藁谷 | 羽廣 林 藁谷 |
熊本 | 林 |
・手術の予定などにより初診外来が休診となる場合もありますので、病院ホームページでお確かめください。
・交代外来は主に初診担当医となり、手術によって異なります。
・乳腺外来は、藁谷医師が毎週火曜日・水曜日、林医師が火曜日(午前)と第2・4・5水曜日になります。
・ストーマ外来は第1・3水曜日 9時00分から12時00分の予約制で行っております。ストーマ外来初診の方は、事前に医師の診察が必要となります。(消化器ストーマの方・・・外科へお問い合わせ下さい。)
診療科概要・特徴
外科では年間400件を超える手術を行っています。北里大学病院をはじめ近隣の病院とも連携をとることで、患者さまの病状に応じて最も適切な治療の選択肢を提供できるよう心がけております。
消化器手術では北里大学病院の医師とともに、主に腹腔鏡手術での治療を行っております。低侵襲 な治療によって患者さまの早い回復に取り組んでいます。
乳腺外科では最新治療を取り入れ診断、治療決定に迅速に対応しています。
手術が必要な患者さまには、内科の通院を必要とされる患者さまもいらっしゃいます。そのため、当院では他の診療科の医師とも綿密に連携をとることで、 安全に手術に臨めるように診療を行っております。 術後の療養に際しては、積極的なリハビリの導入、ソーシャルワーカーの介入などによって、患者さまに必要な社会支援の提供についても行ってまいります。遠い他県にお住まいの患者さまで、ご家族の近くで療養したいという方も受診いただいています。お気軽にご相談ください。
外科で取り扱っている主な病気の治療
消化器外科
食道、胃、小腸、大腸、肛門をはじめ、胆のう、脾臓、ヘルニアの治療などを行っています。
胃癌
様々なステージの胃癌に対し、ガイドラインに準じた手術を行い、術前または術後化学療法にも対 応しています。当科では消化器内科とカンファレンスなどを通して緊密に連携しております。早期胃癌に対しては内科にてESD(Endoscopic Submucosal Dissection:内視鏡的粘膜下層剥離術)も行っており、患者さまごとにステージや進行度に合わせた治療を受けていただくことができます。またESDを行ったものの病理検査で追加治療が必要になった場合の根治切除も行っています。
診断確定後はなるべく早くに手術をお受けいただけるようスケジュール調整なども心がけておりま すのでご相談ください。
大腸癌
進行度によってそれぞれガイドラインに沿った治療(手術・化学療法など)を行っています。より良い結果が得られるよう、すぐに手術をおすすめする場合や術前治療として化学療法や放射線療法をまず 行う場合もあります。また疾患によって腸の通りがよくない場合には、まず腸閉塞を解除するために消化器内科と連携しステント治療を行うこともあります。
手術は負担の少ない腹腔鏡手術を北里大学の消化器外科とも連携し積極的に行っています。薬物 療法(抗がん剤治療)は御本人の病状にあわせ行っていきます。抗がん剤治療は入院だけでなく、外来 通院をしながらの治療も行っています。また手術の必要のないステージの場合にはカンファレンスな どを通じて当院消化器内科にESD(Endoscopic Submucosal Dissection:内視鏡的粘膜下層剥離 術)を目的に紹介させていただく場合もあります。
診断後の患者さまがすみやかに治療を受けられるようスケジュールにも配慮してまいります。
胆石 、胆嚢ポリープ
胆嚢結石に対しては腹腔鏡下胆嚢摘出術を標準術式としており、ご希望があれば1〜2ヶ所の創部 だけで胆嚢を摘出する単孔式手術やreduced port surgeryも行っております。
発見契機や発作の既往、胆嚢の状況に合わせて手術方法、手術時期を個々の患者さまごとに検討し て治療を行っていきます。また当院の消化器内科では胆道に対するERCP(内視鏡的逆行性膵胆管 造影)を用いた検査・治療も積極的に行っているため、患者さまの状態により治療法を組み合わせて行っていくこともあります。手術時期や入院期間においても可能な限りご希望に添えるよう調整してま いりますのでご相談ください。
鼠径ヘルニア・大腿ヘルニア
腹部臓器が足の付け根や(男性であれば)陰のうに脱出し膨隆する疾患で『いわゆる脱腸』と呼ば れることもあります。これは腹壁の弱い部分から腹部臓器が腹膜に包まれたまま脱出してしまうことに より起こる症状です。
多くの患者さまは横になったり、少し押してあげることでその膨隆は収まりますが、まれに脱出した ままもとに もどらなくなるいわゆる『 嵌 頓( かんとん )』を 起こすことが ありま す。この 場 合 は 脱 出 臓 器 が 血流障害を伴っていることが多く、早くに還納(かんのう:もとにもどすこと)あるいは緊急手術を行わ ないと命が危険にさらされ、最悪の場合、死に至ってしまうこともある恐ろしい病気です。
鼠径ヘルニア・大腿ヘルニアは装具などを使用しても自然治癒することはありません。そのためガイドラインにおいても基本的には手術が推奨されています。
当院では再発が少なく、反対側の状態も同時に確認できることから腹腔鏡下ヘルニア修復術(TAPP)を標準術式としています。ただ御自身の全身状態や既往症によっては出来ない場合もあるた め、その場合にはメッシュを用いた従来法(鼠径切開法)をおすすめしています。
受診いただいてからなるべく早めの手術をご希望であったり、御自身の社会生活において負担のな い時期での予定手術を希望される場合においても柔軟に対応させていただいておりますのでご相談 ください。
虫垂炎
盲腸に連続している細い管腔臓器を虫垂といい、それが炎症を起こしたものを虫垂炎といいます (いわゆる『盲腸』です)。発熱をともなった右の下腹部痛が典型的な症状ではありますが、おへその周囲の痛みやみぞおちの痛みで発症する場合も珍しくありません。疾患の重症度や状態により治療法、手術法も異なりますが手術の場合には創感染(傷などが膿むこと)が少なく、負担も少ないといわれる 腹腔鏡手術を基本術式としています。すぐに手術をおすすめする場合もありますが、最近積極的に 行っている施設も多いInterval appendectomy(まずは抗生剤やドレナージにより炎症を落ち着か せてから2〜3ヶ月後になるべく拡大切除を避けた低侵襲な方法で手術を行う方法)も導入しており、患者さまそれぞれに合わせた最適な治療を検討し、ご提案していきます。
乳腺外科
こんにちは。乳腺外科を紹介します。
乳腺の病気というと婦人科をイメージする人が多いのではないでしょうか。実は診療科は外科になり ます。日本では、年間乳癌に罹る人数は、平成21年では4万人だったのが平成30年には9万人と急上 昇しており、11人に1人が一生のうちに乳癌にかかる時代になりました。そのため、乳腺外科がホットな話題になっています。
乳癌は小さいうちに発見されると治る病気の一つです。そのためには検診マンモグラフィを受ける という勇気が必要です。「痛い」といわれますが、乳房を伸し餅のように平たくすることで、小さながんを見つけることができます。当院外科のマンモグラフィ読影医は3人です。ぜひ検診をお受けください。
精査と判定された場合、乳腺専門医がいる医療機関を受診する必要があります。当院は女性の乳腺 専門医が2名常勤医とし、日本乳癌学会認定施設です。女性の乳腺専門医が2名以上いる病院は相模原市、周辺地域では当院のみです。大学病院ではない市中病院に女性の乳腺専門医2名という特性を生かすべく、マンモグラフィや乳房エコーは資格を持った女性技師が行い、必要に応じて乳房MRIを用いています。精査が必要な患者様には迅速にマンモトームを含めた組織生検を行い、初診から治療方針決定までを約3週間で行うよう、スピードを重視して診療しています。
乳癌と診断されても組織病態は様々です。乳癌ガイドラインを熟知した上で患者さま一人ひとりに 合った治療方針を考えたチーム医療を提供しています。癌治療は頻回に通院することが必要になります。JR横浜線・矢部駅前の当院は遠方からの通院も可能と思われます。
お陰様で、近年は新規患者様の紹介率も手術件数も平成25年と比較して倍以上に増加しています。 さらに、相模原市乳がん検診やその判定業務にも携わり、地域医療に根ざした医療も行っています。皆さまも月に一回自己触診を行い、前の月と比べて変化を感じたら勇気をもってその時点で外科(乳腺外科 )を 受診しましょう 。
スタッフ紹介
常勤医師
林 京子
はやし けいこ
役職 | 副院長兼乳腺外科部長兼医療安全管理部長 |
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出身大学 | 北里大学(北里大学 大学院) |
卒業年 | 平成元年(平成12年 医学博士取得) |
専門分野 | 乳腺外科学、癌化学療法 |
専門医等 | 医学博士 日本外科学会指導医・専門医 日本乳癌学会乳腺指導医・専門医 日本がん治療認定医機構がん治療認定医 日本乳がん検診マンモグラフィ読影認定医師(As) 日本医師会認定産業医 臨床研修指導医 |
所属学会 | 日本外科学会 日本乳癌学会 日本乳癌検診学会 日本内分泌外科学会 日本抗加齢医学会 日本がん治療認定医機構 |
石井 健一郎
いしい けんいちろう
役職 | 消化器外科診療部長 |
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出身大学 | 北里大学(北里大学 大学院) |
卒業年 | 平成5年(平成14年 医学博士取得) |
専門分野 | 肝胆膵外科、消化器外科、内視鏡外科 |
専門医等 | 医学博士 日本外科学会専門医 |
所属学会 | 日本外科学会 日本消化器外科学会 日本内視鏡外科学会 日本肝胆膵外科学会 |
熊本 浩志
くまもと ひろし
役職 | 内視鏡外科診療部長 |
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出身大学 | 山梨医科大学 |
卒業年 | 平成6年 |
専門分野 | 下部消化管外科 |
専門医等 | 日本外科学会専門医 日本消化器内視鏡学会専門医・指導医 日本内視鏡外科学会技術認定医 日本大腸肛門病学会専門医 日本消化器病学会消化器病専門医 日本がん治療認定医機構がん治療認定医 日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会ストーマ認定士 日本体育協会公認スポーツドクター |
所属学会 | 日本外科学会 日本消化器内視鏡学会 日本内視鏡外科学会 日本大腸肛門病学会 日本消化器病学会 日本癌治療学会 日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会 日本緩和医療学会 |
羽廣 健仁
はびろ たけよし
役職 | 一般外科部長兼臨床検査部長 |
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出身大学 | 北里大学 |
卒業年 | 平成7年 |
専門分野 | 一般外科学、消化器外科学、内視鏡外科学、乳腺外科学、 癌化学療法 |
専門医等 | 日本外科学会専門医 日本乳がん検診マンモグラフィ読影認定医師 日本感染症学会ICD認定医 |
所属学会 | 日本外科学会 日本消化器外科学会 日本内視鏡外科学会 日本消化器内視鏡学会 日本乳癌学会 日本外科感染症学会 |
藁谷 美奈
わらや みな
役職 | 外科医長、化学療法委員長 |
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出身大学 | 佐賀医科大学(北里大学 大学院) |
卒業年 | 平成13年(平成24年 医学博士取得) |
専門分野 | 乳腺外科学、癌化学療法 |
専門医等 | 医学博士 日本外科学会指導医・専門医 日本乳癌学会乳腺指導医・専門医 日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医 日本がん治療認定医機構 がん治療認定医 日本乳がん検診マンモグラフィ読影認定医師 日本乳がん検診超音波実施・判定医師 乳房再建用エキスパンダー/インプラント実施医師 |
所属学会 | 日本外科学会 日本乳癌学会 日本乳癌検診学会 日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会 日本人類遺伝学会 日本遺伝カウンセリング学会 日本抗加齢医学会 |
甲斐田 武志
かいだ たけし
役職 | 外科医師 |
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出身大学 | 琉球大学 |
卒業年 | 平成21年(令和05年 医学博士取得) |
専門分野 | 一般外科学、消化器外科学、下部消化管外科学 |
専門医等 | 日本外科学会専門医 日本DMAT隊員 JATECプロバイダー |
所属学会 | 日本外科学会 日本消化器外科学会 日本内視鏡外科学会 日本消化器病学会 日本消化器内視鏡学会 日本大腸肛門病学会 日本癌治療学会 日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会 日本腹部救急医学会 日本緩和医療学会 日本登山医学会 |
非常勤医師
三浦 啓壽
みうら ひろひさ
現職 | 北里大学医学部下部消化管外科学診療講師 |
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卒業年 | 平成13年 |
専門分野 | 下部消化管外科学、消化器外科学、内視鏡外科学 |
専門医等 | 日本外科学会専門医 日本消化器外科学会指導医・専門医 日本大腸肛門病学会専門医 日本内視鏡外科学会技術認定医 消化器がん外科治療認定医 日本ロボット外科学会専門医 |
古城 憲
こじょう けん
現職 | 北里大学医学部下部消化管外科学助教 |
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卒業年 | 平成18年 |
専門分野 | 下部消化管外科学、消化器外科学、内視鏡外科学 |
専門医等 | 医学博士 日本外科学会専門医 日本内視鏡外科学会技術認定医 |