診療・各部門
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診療概要・特徴
現在は常勤4人、非常勤12人の消化器内科医で消化器内科疾患全般の診断・治療、内視鏡診療および健康管理センターの読影業務にあたっています(スタッフ紹介)。 上部消化管疾患(悪性腫瘍、逆流性食道炎、慢性胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、ヘリコバクターピロリ感染症など)、下部消化管疾患(大腸癌、大腸ポリープ、炎症性腸疾患など)、胆膵疾患(胆膵悪性腫瘍、胆嚢炎、胆嚢胆管結石、膵嚢胞性疾患、膵炎、閉塞性黄疸など)を中心に診療を展開しています。特に消化器内視鏡診断・治療の実績は多く、2018年度の消化器内視鏡検査(治療を含む)は10,000件を超えています。
他内科や消化器外科,放射線科などとも定期的にカンファレンスをおこなっており多職種でのチーム医療を実践しております。
また、高度医療機関(北里大学病院など)とは常に密接に連携をとっており、より高度な先進医療を必要とする患者さんには大学病院への紹介も可能となっています。
【消化器内科関連施設認定】
日本内科学会認定医療制度教育関連施設、日本消化器病学会専門医制度認定施設
日本消化器内視鏡学会認定指導施設、日本胆道学会認定指導施設
日本膵臓学会認定指導施設、NST稼働認定施設
内視鏡室検査・治療
月曜日~金曜日の毎日内視鏡検査(上部・下部内視鏡)をおこなっています。2018年4月より胆膵疾患や上部消化管粘膜下腫瘍の診断に大きな力を発揮する超音波内視鏡検査(EUS)が導入されました。このことによりこれまで当院では行えなかった消化管粘膜下腫瘍や膵腫瘍、腹腔内腫瘍、縦隔腫瘍に対する確定診断のための超音波内視鏡下穿刺吸引法(EUS-FNA)も積極的におこなっています。
また、早期がんに対する内視鏡的粘膜下層剥離術を安全に施行し良好な治療結果を得ております。
(画像提供:オリンパス株式会社)
2021年2月には最新の内視鏡観測装置(EVIS X1ビデオシステム オリンパス社)が全部屋(3部屋)に導入され稼働しており、
これまで以上に安全で質の高い内視鏡診断・治療を行っています。
(画像提供:オリンパス株式会社)
日々、医師とコメディカルスタッフが十分な連携をとりながら安全かつ最新の内視鏡医療を実践すべく努力を続けております。
【施行可能な内視鏡検査・治療】
・上部消化管内視鏡検査・治療
食道、胃、十二指腸に発生する病気の早期診断を行います。苦痛の少ない経鼻内視鏡検査も対応可能です。内視鏡的止血術、内視鏡的胃ろう造設術、上部消化管狭窄に対するバルーン拡張術や消化管ステント留置術もおこなっています。
・下部消化管内視鏡検査・治療
大腸がんや大腸ポリープ、炎症性腸疾患の診断治療に役立ちます。一部の大腸ポリープは日帰りでのポリープ切除術が可能です。ポリープの大きさや形状によっては入院での治療が必要になります。腫瘍形状によっては内視鏡的粘膜下層剥離術にも積極的におこなっております。
また、がんなどによる大腸狭窄の一部の患者さんは大腸消化管ステント留置術の適応となりますが、この治療も施行可能となっています。
・内視鏡的粘膜下層剥離術
一部の早期食道がん、胃がん、大腸がんは外科治療ではなく内視鏡治療で根治が可能です。当院でもこれらの早期癌に対して内視鏡的粘膜下層剥離術を積極的におこなっており安全で良好な治療結果を得ております。
・内視鏡的逆行性胆管膵管造影検査・治療
胆道、膵疾患の診断・治療のためのものです。胆管結石の診断・治療や閉塞性黄疸の胆道ドレナージ術、慢性膵炎に対する膵管ステント留置術などが対応可能です。胆膵疾患における内視鏡診断・治療は他の内視鏡検査と比較しやや複雑ですが、当院では腹部超音波検査、超音波内視鏡検査(EUS)、CT検査、MRI検査なども組み合わせながらその適応や治療方針を十分考慮し安全におこなえるように配慮しています。
・超音波内視鏡検査(EUS)/超音波内視鏡下吸引生検(EUS-FNAB)
消化管粘膜下腫瘍や胆膵疾患の診断にとても有用なEUSが当院でも2018年4月より導入されました。本検査は特に小膵癌の診断に優れ、その診断率はCTやMRIより高いとされています。またこれまで膵腫瘍や腫大リンパ節の組織採取は困難とされてきましたが、それらを安全かつ比較的容易に可能とするEUS-FNABが当院でも行えるようになりました。EUS,EUS-FNABの導入により当院での胆膵疾患の診断能がこれまで以上に向上しました。
診療内容
当科では消化器疾患一般の診断・治療に対応可能で、特に上部・下部消化管疾患、胆膵疾患を中心に診療をおこなっています。
また他内科、消化器外科と定期的なカンファレンスを開催し病院全体で安全かつ有効な治療を提供できるよう配慮しております。 多くの内視鏡治療が可能で、一部の悪性腫瘍に対する化学療法も行っています。
また、より高度な医療を必要とする患者さんも大学病院との密接な連携が確立されていますので、安心して受診し相談していただければと思います。
【主な対応疾患】
- 逆流性食道炎、食道がん
- 消化性潰瘍、慢性胃炎、ハリコバクターピロリ感染症、胃がん
- 大腸炎、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)、大腸ポリープ、大腸がん
- 胆のう炎、胆石症、胆管結石症、胆道がん
- 膵炎、膵がん
スタッフ紹介
常勤医師
氏 名 | 三枝 陽一(さえぐさ よういち) |
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役 職 | 消化器病センター部長兼栄養管理室長 |
出身大学 | 北里大学(北里大学 大学院) |
卒業年 | 平成13年(平成20年 医学博士取得) |
専門分野 | 消化器内科一般、炎症性腸疾患 |
専門医 | 日本内科学会総合内科専門医・指導医、日本消化器病学会専門医・指導医、日本消化器内視鏡学会専門医・指導医、日本医師会認定産業医、日本ヘリコバクター学会ピロリ菌感染症認定医、人間ドック健診専門医、抗加齢医学専門医、キレーション治療認定医、難病指定医、かながわ県認定肝疾患コーディネーター |
所属学会 | 日本内科学会、日本消化器病学会、日本消化器内視鏡学会、日本人間ドック学会、日本静脈経腸学会、日本抗加齢学会、日本老年医学会、日本炎症性腸疾患学会、日本ヘリコバクター学会、PEG在宅医療学会 |
氏 名 | 金 明哲(キム ミョンチョリ) |
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役 職 | 消化器内科医師 |
出身大学 | 北里大学 |
卒業年 | 平成17年 |
専門分野 | 消化器内科、消化器内視鏡診断・治療、救命救急 |
専門医 | - |
所属学会 | 日本内科学会、日本消化器内視鏡学会、日本消化器病学会、日本腹部救急医学会、日本胃癌学会 |
氏 名 | 蓼原 将良(たではら まさよし) |
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役 職 | 消化器内科医師 |
出身大学 | 北里大学 |
卒業年 | 平成24年(令和4年 医学博士取得) |
専門分野 | 消化器内科 |
専門医 | 日本内科学会認定医、日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医、日本癌治療認定機構癌治療認定医、日本医師会認定産業医 |
所属学会 | 日本内科学会、日本消化器病学会、日本消化器内視鏡学会、日本胆道学会、日本膵臓学会 |
氏 名 | 井廻 佳菜(いまわり かな) |
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役 職 | 消化器内科医師 |
出身大学 | 北里大学 |
卒業年 | 平成28年 |
専門分野 | 消化器全般 |
専門医 | 日本内科学会専門医、日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医 |
所属学会 | 日本内科学会、日本消化器病学会、日本消化器内視鏡学会、日本胆道学会、日本膵臓学会 |
氏 名 | 赤嶺 直哉(あかみね なおや) |
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役 職 | 消化器内科医師 |
出身大学 | 北里大学 |
卒業年 | 令和3年 |
専門分野 | |
専門医 | |
所属学会 |
氏 名 | 野島 彩希(のじま さき) |
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役 職 | 消化器内科医師 |
出身大学 | 北里大学 |
卒業年 | 令和2年 |
専門分野 | |
専門医 | |
所属学会 | 日本内科学会、消化器病学会、内視鏡学会 |