毎年、1月4日は、当院の『医療安全の日』です。本年は『院内暴力』をテーマとし、医療安全の日研修会を当院7階講堂にて開催しました。
最近、話題となっているカスタマーハラスメントも当院では大きな問題と認識していますが、今回は、これを大きく超えた『院内暴力』について、学ぶことのできる絶好の機会となりました。
当院では院内緊急対応コールにより、万一の暴力的な行動が生じた場合には院内で協力し合い、即座に組織的に対応することとしています。
幸いにこれまでは大きな院内暴力事件等は起きておりませんが、具体的対応を実地で学ぶことは非常に重要です。
また、当院には、神奈川県警察のOBが常時複数名勤務し、院内暴力のみならず、患者さんのご案内・対応等に従事しております。
今回は警察OBのWさんが講師となり、座学の後、研修参加者は二人一組となり、相手から手をつかまれた際、後ろから抱きつかれた際などの緊急対応の指導を受けました。
加害者役を演じてくれた、大柄な臨床工学技士Tさんも、警察官OBの技の前では、ひとたまりもなく、倒されたり関節を決められたりと、大変お疲れさまでした。
最終的には相手から逃げることが身を守るために有効であることも教えられ、非常に有意義な研修となりました。