令和05年度 相模野病院 病院指標

医療法における病院等の広告規制について(厚生労働省)

病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

<共通定義>

集計条件
  • 令和5年4月1日から令和5年3月31日までの退院患者であり、一般病棟に1回以上入院した患者様。
  • 入院した後24時間以内に死亡した患者様は集計対象外としております。
患者数
  • 集計項目の患者様数が10未満の場合は―(ハイフン)で表示しております。

医療の質指標

  1. リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
  2. 血液培養2セット実施率
  3. 広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率

1.年齢階級別退院患者数 ファイルをダウンロード

年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 112 50 51 124 204 350 468 1004 871 149
令和5年度(2023年)退院患者の入院時の年齢です。
少子高齢化に伴い、相模原市でも65歳以上の人口割合が増加傾向にあります。

当院においても同様に65歳以上の患者数が多くなっていますが、周産期母子医療センター・小児育成医療センター・新生児集中治療センター(NICU)・
新生児回復治療室(GCU)・婦人科腫瘍センターが併設されているため、幅広い年代の患者様の入院が多いことが特徴です。

地域の変化にも柔軟に対応し、地域に必要とされる医療の提供を行っております。

※令和5年度病院情報の公表より、算出方法を変更しました。
そのため以前のデータと比べ件数の増減がありますが、当院は変わらず多岐にわたる疾患の診療、治療を行っております。

2.診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード

《小児科》

DPCコード DPC名称 患者数 平均 在院日数 (自院) 平均 在院日数 (全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
140010x197x1xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(2500g以上)-手術あり-処置1:0-処置2:1あり-副病:0-0 21 15.10 12.48 0.00% 0.00
140010x199x0xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(2500g以上)-手術なし-処置1:0-処置2:なし-副病:0-0 16 5.88 6.07 6.25% 0.00
140010x197x0xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(2500g以上)-手術あり-処置1:0-処置2:なし-副病:0-0 - - 8.19 - -
140010x199x1xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(2500g以上)-手術なし-処置1:0-処置2:1あり-副病:0-0 - - 10.34 - -
140010x299x0xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(1500g以上2500g未満)-手術なし-処置1:0-処置2:なし-副病:0-0 - - 11.01 - -
<入院>
当院は小児育成医療センター・新生児集中治療センター(NICU)・新生児回復治療室(GCU)・周産期母子医療センターが併設されているため、当院で出生された
早産児や低出生体重児のお子様や、呼吸障害や循環器疾患、消化器疾患などの治療を有するお子様に365日、24時間対応ができるよう体制を整えております。

帝王切開時は全例、通常分娩は必要に応じて小児科医師も分娩の立合いを行っております。
看護においても新生児集中ケア認定看護師がおり、お子様の発達・発育に応じた支援や患者家族を中心としたファミリーセンタードケアを行っております。

また、当院は神奈川県周産期救急システムにおける県央北相地区の中核病院で唯一、周産期母子医療センターとNICU・GCUの施設を有しており、
大学病院と連携を取りながら、他施設からも入院を受け入れ200人前後の新生児が入院しております。

<外来>
NICU・GCUを退院されたお子様や外来通院のお子様の成長をご家族の皆様と一緒に見守りながら、診療を行っております。

※令和5年度病院情報の公表より、算出方法を変更しました。
そのため以前のデータと比べ件数の増減がありますが、当院は変わらず多岐にわたる疾患の診療、治療を行っております。

《整形外科》

DPCコード DPC名称 患者数 平均 在院日数 (自院) 平均 在院日数 (全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
160760xx97xx0x 前腕の骨折-手術あり-処置1:0-処置2:0-副病:なし-0 58 3.14 4.76 0.00% 55.62
07040xxx01xxxx 股関節骨頭壊死、股関節症(変形性を含む。)-人工関節再置換術等-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 25 25.84 19.55 4.00% 71.20
160780xx97xx0x 手関節周辺の骨折・脱臼-手術あり-処置1:0-処置2:0-副病:なし-0 22 2.73 4.04 0.00% 38.45
160700xx97xx0x 鎖骨・肩甲骨の骨折-手術あり-処置1:0-処置2:0-副病:なし-0 19 2.90 5.23 0.00% 41.16
160740xx01xx0x 肘関節周辺の骨折・脱臼-骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿等-処置1:0-処置2:0-副病:なし-0 18 4.44 5.67 0.00% 30.28
当院は肩関節疾患、脊椎疾患、股関節疾患をはじめとする関節外科や骨折等の外傷に対して専門的治療を行っております。

肩関節、人工関節を専門とする医師がおり、肩は腱板断裂や反復性肩関節脱臼に対する関節鏡視下手術や、変形性肩関節症に対する
リバース型人工関節置換術といった肩関節疾患の治療に力を入れております。
また、股関節・膝関節の人工関節置換術も行っており、股関節には低侵襲手術(術後の回復が早い)を行っております。

救急搬送や近隣の医療機関からの紹介患者様を積極的に受け入れ、大学病院や地域との連携を図り、質の高い安定した医療を提供しております。

また整形外科疾患においては、術後のリハビリテーションが手術の成績を左右する非常に重要な要因です。
当院には理学療法士8名、作業療法士1名が在籍し、術後より質の高いリハビリテーションを行っています。
リハビリテーション室、医療福祉相談室、看護スタッフとの連携をとりながら退院支援にも協力できるように体制を整え早期の在宅復帰、
社会復帰を目指しております。

※「股関節診」(2ヶ月に1回)専門診を設置し、人工股関節置換術も積極的に行っております。

※令和5年度病院情報の公表より、算出方法を変更しました。
そのため以前のデータと比べ件数の増減がありますが、当院は変わらず多岐にわたる疾患の診療、治療を行っております。

《産婦人科》

DPCコード DPC名称 患者数 平均 在院日数 (自院) 平均 在院日数 (全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
120060xx01xxxx 子宮の良性腫瘍-子宮全摘術等-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 38 8.11 9.23 0.00% 48.53
120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍-卵巣部分切除術(腟式を含む。) 腹腔鏡によるもの等-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 24 5.33 6.00 0.00% 47.46
12002xxx02x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍-子宮頸部(腟部)切除術等-処置1:0-処置2:なし-副病:0-0 23 2.04 2.96 0.00% 46.78
120060xx02xxxx 子宮の良性腫瘍-腹腔鏡下腟式子宮全摘術等-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 17 5.12 5.93 0.00% 44.18
120140xxxxxxxx 流産-手術なし-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 17 2.00 2.43 0.00% 36.41
令和5年度 分娩件数:433件 (うち、帝王切開:121件)
産後ケア利用件数:68件 (当院分娩患者の利用:56件、他院分娩患者の利用:12件)
※2024年8月より無痛分娩を開始しました。無痛分娩をご希望の方は、外来でご相談下さい。

産婦人科の医師不足、分娩取り扱い施設が減少している中、当院では医師9名体制で診療にあたっております。
地域周産期母子医療センターとして新生児集中治療センター(NICU)、新生児回復治療室(GCU)を備え、正常分娩だけでなく28週以降の早産や双胎妊娠、
既往帝切後妊娠、胎児異常で帝王切開分娩になる方の入院管理も行っております。

また当院は、神奈川県央北相地区の周産期救急の中核施設として、相模原市内だけでなく市外からの母体搬送も受け入れております。

産婦人科医、小児科医、助産師、看護師がチームで連携して、妊娠から出産後まで母子ともに健康であるように情報共有を行い一貫した診療の
提供および育児支援を行っております。

※当院は、産後ケア実施施設として、お母さんが安心して赤ちゃんの育児ができるように退院を延ばすお泊りケアの他、
産後3ヶ月未満の方の利用が可能になっております。
産後の育児や体調に不安を抱えるお母さんを助産師・看護師がサポートします。詳細は母子センターへお問い合わせください。

婦人科腫瘍センターでは、主に良性疾患を扱っており子宮筋腫、子宮脱、子宮頸部異形成、卵巣腫瘍、子宮内膜症などに対する治療にあたっております。
また創部が小さくてすみ、術後の回復が早く、入院期間が短くて済むメリットがある腹腔鏡手術を行っています。

※令和5年度病院情報の公表より、算出方法を変更しました。
そのため以前のデータと比べ件数の増減がありますが、当院は変わらず多岐にわたる疾患の診療、治療を行っております。

《眼科》

DPCコード DPC名称 患者数 平均 在院日数 (自院) 平均 在院日数 (全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患-手術あり-処置1:0-処置2:0-副病:0-片眼 27 3.00 2.54 0.00% 76.56
020110xx97xxx1 白内障、水晶体の疾患-手術あり-処置1:0-処置2:0-副病:0-両眼 20 3.00 4.46 0.00% 78.40
当院では白内障手術(水晶体再建術)を中心に行っております。
条件が合えば、両眼の同日手術を行うことが可能となっております。

※上記47件は一般病棟に入院された患者数です。
併設している地域包括ケア病棟を含めると年間349件(片眼200件、両眼149件)の手術を行っております。

※令和5年度病院情報の公表より、算出方法を変更しました。
そのため以前のデータと比べ件数の増減がありますが、当院は変わらず多岐にわたる疾患の診療、治療を行っております。

《泌尿器科》

DPCコード DPC名称 患者数 平均 在院日数 (自院) 平均 在院日数 (全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍-手術なし-処置1:あり-処置2:0-副病:0-0 76 2.01 2.44 0.00% 71.75
110070xx03x0xx 膀胱腫瘍-膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術-処置1:0-処置2:なし-副病:0-0 67 5.46 6.85 0.00% 74.43
110420xx02xxxx 水腎症等-経尿道的尿管ステント留置術等-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 22 2.09 4.02 0.00% 76.14
110070xx02xxxx 膀胱腫瘍-膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術+術中血管等描出撮影加算-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 10 5.50 6.78 0.00% 74.40
11022xxx01xxxx 男性生殖器疾患-精索捻転手術等-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 - - 3.69 - -
当院では、悪性疾患(膀胱癌、前立腺癌、腎細胞癌等)、良性疾患(腎盂腎炎、水腎症、前立腺肥大)、排尿困難などの機能的疾患まで泌尿器疾患全般の
診療にあたり、内視鏡・腹腔鏡の低襲撃治療を中心とした手術、抗がん剤治療、透析を控えた患者様のシャントという血管の手術など行っております。

上位のものは前立腺癌を診断するための前立腺針生検です。
前立腺針生検は血液検査などで、がんの疑いがある場合に前立腺の組織を採取し顕微鏡で確認するために行います。
前立腺癌の確定診断のために必須の検査です。

泌尿器疾患は他人に相談しづらく、受診を躊躇することもあると思いますが、当科では患者様のプライバシー保護を第一に考えております。
また患者様ひとりひとりに合った治療方法の検討をさせていただいておりますので、ご安心してください。

※令和5年度病院情報の公表より、算出方法を変更しました。
そのため以前のデータと比べ件数の増減がありますが、当院は変わらず多岐にわたる疾患の診療、治療を行っております。

《呼吸器内科》

DPCコード DPC名称 患者数 平均 在院日数 (自院) 平均 在院日数 (全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
040110xxxxx0xx 間質性肺炎-手術なし-処置1:0-処置2:なし-副病:0-0 52 26.69 18.65 3.85% 78.40
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍-手術なし-処置1:なし-処置2:4あり-副病:なし-0 21 11.71 8.33 0.00% 75.14
0400801499x002 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上)-手術なし-処置1:0-処置2:なし-副病:なし-A-DROP スコア2 21 28.43 15.44 9.52% 84.43
040040xx99041x 肺の悪性腫瘍-手術なし-処置1:なし-処置2:4あり-副病:あり-0 16 19.75 13.90 0.00% 73.31
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎-手術なし-処置1:0-処置2:なし-副病:0-0 15 24.07 20.60 6.67% 83.87
当院は、北里大学病院呼吸器内科領域専門研修制度連携施設、日本呼吸器内視鏡学会関連認定施設となっており、
専門医・指導医を持つ医師が診療にあたっております。

肺炎をはじめとする呼吸器感染症、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、喘息、間質性肺炎、気胸、肺癌などを中心に呼吸器疾患全般の診療をしております。

慢性呼吸不全の在宅酸素療法患者数は約50人で、当院の訪問看護ステーションと連携をとり外来通院治療を可能にして、患者様のQOL(生活の質)に
寄与しており、急性増悪時にも迅速に対応しております。
また、肺癌やびまん性肺疾患の診断のため、「気管支鏡検査」(週1回)を行っております。

※令和5年度病院情報の公表より、算出方法を変更しました。
そのため以前のデータと比べ件数の増減がありますが、当院は変わらず多岐にわたる疾患の診療、治療を行っております。

《循環器内科》

DPCコード DPC名称 患者数 平均 在院日数 (自院) 平均 在院日数 (全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx9910x0 狭心症、慢性虚血性心疾患-手術なし-処置1:1あり-処置2:なし-副病:0-他の病院・診療所の病棟からの転院以外 59 3.00 3.05 0.00% 69.32
050130xx9900x0 心不全-手術なし-処置1:なし-処置2:なし-副病:0-他の病院・診療所の病棟からの転院以外 42 17.02 17.38 2.38% 82.74
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患-経皮的冠動脈形成術等-処置1:なし、1,2あり-処置2:なし-副病:0-0 28 3.25 4.26 0.00% 67.46
050050xx9920x0 狭心症、慢性虚血性心疾患-手術なし-処置1:2あり-処置2:なし-副病:0-他の病院・診療所の病棟からの転院以外 18 2.94 3.25 5.56% 71.11
050130xx97000x 心不全-その他の手術あり-処置1:なし、1あり-処置2:なし-副病:なし-0 11 24.36 21.90 0.00% 82.36
当院では日本循環器学会循環器専門医、日本不整脈心電学会不整脈専門医をもつ医師が診療にあたっております。
近年、急性の心臓病(急性心筋梗塞、急性心不全、不整脈等)、また生活習慣悪化により発症する狭心症や末梢動脈疾患などの動脈硬化による病気、
高齢化に伴う心不全は増加傾向にあります。

上記で患者数の多い、狭心症、慢性虚血性心疾患は心臓の栄養血管である冠動脈が動脈硬化症により血流が悪くなり心臓の筋肉への血液が
途絶えること(虚血)で生じる疾患です。
動脈硬化による狭窄(冠動脈が狭くなること)があるかどうか、血栓(血のかたまり)が詰まっているかどうかで病気の重症度が変わります。

名称に含まれる処置は心臓カテーテル検査、手術は心臓カテーテル治療(主に経皮的冠動脈ステント留置術)です。
心臓カテーテル検査は動脈から心臓、血管内に特殊な細い管(カテーテル)を導入し、心臓血管の形成や機能を評価するものです。
経皮的冠動脈ステント留置術は、細くなった冠動脈をステントで拡張し、内側から支えとして留置します。

また、心不全は虚血、不整脈、弁膜症(心臓内の逆流など)などが原因となって発症し、呼吸苦などを呈する疾患です。
心臓を守る薬や利尿薬などの調整を行い、心臓カテーテル治療や手術などを行います。

当院では北里大学病院循環器内科の関連病院であり、必要があれば北里大学病院と提携して治療を行っております。

※令和5年度病院情報の公表より、算出方法を変更しました。
そのため以前のデータと比べ件数の増減がありますが、当院は変わらず多岐にわたる疾患の診療、治療を行っております。

《血液内科》

DPCコード DPC名称 患者数 平均 在院日数 (自院) 平均 在院日数 (全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
130060xx97x40x 骨髄異形成症候群-手術あり-処置1:0-処置2:4あり-副病:なし-0 20 18.00 18.03 0.00% 77.65
130030xx99x5xx 非ホジキンリンパ腫-手術なし-処置1:0-処置2:5あり-副病:0-0 19 16.74 19.61 0.00% 68.68
130010xx97x2xx 急性白血病-手術あり-処置1:0-処置2:2あり-副病:0-0 15 30.80 36.19 0.00% 66.80
130030xx97x50x 非ホジキンリンパ腫-手術あり-処置1:0-処置2:5あり-副病:なし-0 14 24.64 29.83 0.00% 67.29
130030xx99x9xx 非ホジキンリンパ腫-手術なし-処置1:0-処置2:9あり-副病:0-0 13 16.08 12.88 0.00% 68.62
血液内科は専門性の高い領域のため、科を標榜している医療機関は限られております。

当院は血液内科専門医が常勤し、入院病棟には8床の準無菌室を有しております。

白血病・骨髄異形成症候群・悪性リンパ腫・多発性骨髄腫といった血液悪性腫瘍の診断および抗がん剤治療、
特発性血小板減少性紫斑病・再生不良性貧血などの特定疾患まで幅広く診療を行っております。

血液疾患は全身疾患とも考えられますが、院内での連携だけでなく大学病院やがんセンター等の高次医療機関とも密に連携して、
患者様の病状に合わせた適切な医療を提供できる体制を整えております。

血液細胞の一つであるリンパ球由来の悪性腫瘍が「悪性リンパ腫」です。
悪性リンパ腫は大きく「ホジキンリンパ腫」と「非ホジキンリンパ腫」に分かれ、わが国では95%が非ホジキンリンパ腫です。

非ホジキンリンパ腫は更に「びまん性大細胞型B細胞性リンパ腫」、「濾胞性リンパ腫」など多種に分類され、悪性リンパ腫全体で80種類以上に分けられます。
それぞれが異なる特性を持ち、治療方法・治療成績もそれぞれによって異なります。

急性白血病とは、造血細胞に生じた遺伝子異常のため、分化・成熟が障害され芽球(白血病細胞)が急激に増殖する血液悪性腫瘍です。
造血の場である骨髄は白血病細胞に占拠されることにより正常な造血が阻害され、全身に様々な症状を引き起こします。

血液腫瘍の中で最も緊急性を要する疾患です。 緊急入院・即時治療が必要になることも稀ではありません。
血液疾患の治癒を目指す為に造血幹細胞移植が必要になる場合があります。
当院では移植治療はできませんが、必要な患者様へ、必要な医療提供ができるよう移植施設との連携も行っております。

※令和5年度病院情報の公表より、算出方法を変更しました。
そのため以前のデータと比べ件数の増減がありますが、当院は変わらず多岐にわたる疾患の診療、治療を行っております。

《消化器内科》

DPCコード DPC名称 患者数 平均 在院日数 (自院) 平均 在院日数 (全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。)-内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 82 1.93 2.61 0.00% 67.28
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎-限局性腹腔膿瘍手術等-処置1:0-処置2:なし-副病:なし-0 71 5.20 8.75 1.41% 73.59
060020xx04xxxx 胃の悪性腫瘍-内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 54 6.11 7.61 0.00% 74.26
060060xx9710xx 胆嚢、肝外胆管の悪性腫瘍-その他の手術あり-処置1:あり-処置2:なし-副病:0-0 29 8.62 12.10 0.00% 77.00
060185xx99x0xx 潰瘍性大腸炎-手術なし-処置1:0-処置2:なし-副病:0-0 24 5.25 10.86 0.00% 39.54
当院では、日本消化器病学会専門医・指導医、日本消化器内視鏡学会専門医・指導医の資格を持つ医師が診療にあたっております。

上部消化器疾患、下部消化器疾患、胆膵疾患を中心に診療をしており、多くの内視鏡検査・治療が可能です。 
早期癌(食道・胃・大腸)に対する内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)*1、炎症性腸疾患の診断・治療、胆膵疾患に対する診断・内視鏡的治療を
積極的に行っており、医師とコメディカルスタッフが充分な連携を取りながら安全かつ最新の内視鏡診療を提供すべく努力を続けております。

内視鏡逆行胆道膵管造影法(ERCP)*2 も行っているので、総胆管結石などによる閉塞性黄疸の治療も行っております。
また、当院は日本膵臓学会認定指導施設でもあり「北里大学病院および関連病院による膵がん早期診断プロジェクト」の協力病院です。

膵がんの危険因子を有している方に対してCT、MRI、超音波内視鏡検査(EUS)*3、内視鏡逆行胆道膵管造影法(ERCP)、
EUSガイド下組織生検などを適切に行うことによって膵がんの早期診断を目指しています。

*1 内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)は、高周波ナイフを使って病変周囲の粘膜を切開し、粘膜下層から病変を剥離切開する手術です。
*2 内視鏡逆行胆道膵管造影法(ERCP)は、総胆管に挿入した内視鏡から胆道系・膵管に造影剤を注入し、X線撮影を行う検査です。
*3 超音波内視鏡検査(EUS)は、内視鏡の先端に高性能な超音波プローブが搭載されたものです。
CTやMRIでは抽出困難な膵臓や胆嚢等の病気の診断に有用で、早期診断・早期治療を可能とします。

※令和5年度病院情報の公表より、算出方法を変更しました。
そのため以前のデータと比べ件数の増減がありますが、当院は変わらず多岐にわたる疾患の診療、治療を行っております。

《消化器外科》

DPCコード DPC名称 患者数 平均 在院日数 (自院) 平均 在院日数 (全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上)-ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 66 4.97 4.55 0.00% 69.44
060335xx02000x 胆嚢炎等-腹腔鏡下胆嚢摘出術等-処置1:なし-処置2:なし-副病:なし-0 49 7.02 6.87 0.00% 60.90
060035xx99x7xx 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍-手術なし-処置1:0-処置2:7あり-副病:0-0 27 3.96 4.72 0.00% 73.67
060040xx99x8xx 直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍-手術なし-処置1:0-処置2:8あり-副病:0-0 25 3.96 4.20 0.00% 73.44
060040xx99x30x 直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍-手術なし-処置1:0-処置2:3あり-副病:なし-0 22 4.00 6.48 0.00% 83.32
当院は消化器外科および一般外科を専門とする常勤医師4名を中心に診療にあたっております。

鼡径ヘルニア、胆石症、虫垂炎などの良性疾患、大腸がんなどの悪性疾患を中心として消化器全般を扱っております。
大腸がんではガイドラインに準じたエビデンスの高い術前あるいは術後の補助化学療法治療を取り入れて、手術を中心とした集学的治療を行っております。

鼡径ヘルニアや胆石症などは大学病院をはじめとして近隣の医療機関からも多くの紹介をいただいております。

※令和5年度病院情報の公表より、算出方法を変更しました。
そのため以前のデータと比べ件数の増減がありますが、当院は変わらず多岐にわたる疾患の診療、治療を行っております。

《乳腺外科》

DPCコード DPC名称 患者数 平均 在院日数 (自院) 平均 在院日数 (全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
090010xx02xxxx 乳房の悪性腫瘍-乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの)-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 50 7.14 5.64 0.00% 66.24
090010xx010xxx 乳房の悪性腫瘍-乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等-処置1:なし-処置2:0-副病:0-0 42 10.12 9.88 0.00% 58.95
090010xx99x40x 乳房の悪性腫瘍-手術なし-処置1:0-処置2:4あり-副病:なし-0 34 3.74 3.51 0.00% 60.79
090020xx97xxxx 乳房の良性腫瘍-手術あり-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 21 5.86 4.00 0.00% 43.05
090010xx99x80x 乳房の悪性腫瘍-手術なし-処置1:0-処置2:8あり-副病:なし-0 - - 3.55 - -
当院は相模原市および周辺地域で唯一、女性の乳腺専門医が2名常勤しており、日本乳癌学会乳腺認定施設です。
マンモグラフィーや乳房エコーは資格を持つ女性技師が行い、必要に応じて乳房MRIや乳腺穿刺を行います。
(マンモグラフィーの読影は最高ランクを維持しています)初診から診断・治療決定および導入まで約3週間と極めて速いスピードと
安全性を重視し診察にあたっております。

癌化学療法についても重点をおいており、乳癌ガイドラインを熟知した上で、患者様ひとりひとりにあった治療方針を考えたチーム医療を提供しております。
また当院で治療を行う患者様で遺伝カウンセリングの適応患者様には、臨床遺伝専門医を持つ医師による遺伝カウンセリング、
保険適用になったBRCA検査 *1を行っております。

※乳癌治療に特化した外来「乳腺センター」があります。
また、外来化学療法室にはがん化学療法看護認定を持つ看護師も在中しております。

一方、早期発見・早期治療につながる相模原市乳がん検診やその判定業務にも携わり、地域に根ざした医療を行っております。

*1 採血検体から遺伝性の乳癌になりやすいかを診断する検査です。

※令和5年度病院情報の公表より、算出方法を変更しました。
そのため以前のデータと比べ件数の増減がありますが、当院は変わらず多岐にわたる疾患の診療、治療を行っております。

3.初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード

初発 再発 病期分類 基準(※) 版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 48 - - - 13 - 1 8
大腸癌 12 15 18 100 32 35 2 9
乳癌 76 42 15 - - - 1 8
肺癌 - - - 61 11 14 1 8
肝癌 - - - - - - 2 6
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
UICC病期分類とは国際対がん連合(UICC)により定められており、原発巣の大きさと進展度、所属リンパ節への転移状況、
遠隔転移の有無、この3つをもとにしてがんの進行度(Stage Ⅰ~Ⅳ)に分類するものです。

癌取扱い規約とは、学会・研究会で作成している日本独自のものであり、臓器ごとに定義されます。
UICC病期分類と似た分類です。

最新治療の知識を日々取り入れ、病気と患者様に合わせた治療を行っております。

※令和5年度病院情報の公表より、算出方法を変更しました。
そのため以前のデータと比べ件数の増減がありますが、当院は変わらず多岐にわたる疾患の診療、治療を行っております。

4.成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード

患者数 平均 在院日数 平均年齢
軽症 19 11.32 57.68
中等症 88 23.10 79.60
重症 20 21.55 84.60
超重症 - - -
不明 - - -
日本の市中肺炎ガイドラインによる重症度分類(A-DROPスコア)を使用した重症度です。
市中肺炎とは病院外で日常生活をしていた人が発症する肺炎です。

当院では、軽症から超重症の患者様まで診療を行っております。
軽症の場合は、外来でも治療をすることもあります。

※令和5年度病院情報の公表より、算出方法を変更しました。
そのため以前のデータと比べ件数の増減がありますが、当院は変わらず多岐にわたる疾患の診療、治療を行っております。

5.脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード

発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
- - - - -
当院は専門科が無いため、脳梗塞で緊急搬送される患者様が少なく、状態が安定するとリハビリ病院や長期療養型医療施設へ転院されます。

※令和5年度病院情報の公表より、算出方法を変更しました。
そのため以前のデータと比べ件数の増減がありますが、当院は変わらず多岐にわたる疾患の診療、治療を行っております。

6.診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード

《小児科》

Kコード 名称 患者数 平均 術前日数 平均 術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K9131 新生児仮死蘇生術(仮死第1度) 39 0.00 13.90 2.56% 0.00
K7151 腸重積症整復術(非観血的なもの) - - - - -
赤ちゃんが生まれてすぐから続く呼吸循環不全を原因とする状態を新生児仮死(新生児ジストレス)といい、
赤ちゃんの状況により産科医師や小児科医師が救命のために速やかに行う蘇生術です。

※令和5年度病院情報の公表より、算出方法を変更しました。
そのため以前のデータと比べ件数の増減がありますが、当院は変わらず多岐にわたる疾患の診療、治療を行っております。

《整形外科》

Kコード 名称 患者数 平均 術前日数 平均 術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K0462 骨折観血的手術(前腕) etc. 56 0.89 2.79 0.00% 62.16
K0821 人工関節置換術(股) etc. 49 1.69 30.67 2.04% 72.76
K0483 骨内異物(挿入物を含む。)除去術(前腕) etc. 47 0.72 1.81 0.00% 47.38
K0484 骨内異物(挿入物を含む。)除去術(鎖骨) etc. 21 0.57 1.95 0.00% 42.05
K0453 骨折経皮的鋼線刺入固定術(手) etc. 15 0.67 9.60 0.00% 44.00
手術症例は四肢外傷を中心に行っております。

肩関節、人工関節を専門とする医師がおり、肩は腱板断裂や反復性肩関節脱臼に対する関節鏡視下手術や、変形性肩関節症に対する
リバース型人工関節置換術といった肩関節疾患の治療に力を入れております。
また、股関節・膝関節の人工関節置換術も行っており、股関節には低侵襲手術(術後の回復が早い)を行っております。

※「股関節診」(2ヶ月に1回)専門診を設置し、人工股関節置換術も積極的に行っております。

※令和5年度病院情報の公表より、算出方法を変更しました。
そのため以前のデータと比べ件数の増減がありますが、当院は変わらず多岐にわたる疾患の診療、治療を行っております。

《産婦人科》

Kコード 名称 患者数 平均 術前日数 平均 術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K877 子宮全摘術 38 1.00 6.47 0.00% 49.58
K867 子宮頸部(腟部)切除術 30 0.93 0.10 0.00% 47.40
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡によるもの) 27 1.00 3.26 0.00% 46.30
K877-2 腹腔鏡下腟式子宮全摘術 20 1.00 4.10 0.00% 47.15
K9091イ 流産手術(妊娠11週まで)(手動真空吸引法) 16 0.81 0.19 0.00% 35.88
令和5年度 分娩件数:433件 (うち、帝王切開:121件)
産後ケア利用件数:68件 (当院分娩患者の利用:56件、他院分娩患者の利用:12件)

周産期母子医療センターでは、当院にかかりつけ、入院中の方のみならず、他医療機関からの救急搬送を受け入れ、緊急帝王切開を行うことが可能です。

婦人科腫瘍センターでは、主に良性疾患を扱っており子宮筋腫、子宮脱、子宮頸部異形成、卵巣腫瘍、子宮内膜症などに対する治療にあたっております。
また創部が小さくてすみ、術後の回復が早く、入院期間が短くて済むメリットがある腹腔鏡手術を行っています。

※令和5年度病院情報の公表より、算出方法を変更しました。
そのため以前のデータと比べ件数の増減がありますが、当院は変わらず多岐にわたる疾患の診療、治療を行っております。

《眼科》

Kコード 名称 患者数 平均 術前日数 平均 術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入)(その他) 47 1.00 1.00 0.00% 77.34
当院では白内障手術(水晶体再建術)を中心に行っております。
条件が合えば、両眼の同日手術を行うことが可能となっております。

※上記47件は一般病棟に入院された患者数です。
併設している地域包括ケア病棟を含めると年間349件(片眼200件、両眼149件)の手術を行っております。

※令和5年度病院情報の公表より、算出方法を変更しました。
そのため以前のデータと比べ件数の増減がありますが、当院は変わらず多岐にわたる疾患の診療、治療を行っております。

《泌尿器科》

Kコード 名称 患者数 平均 術前日数 平均 術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用) 77 1.05 3.42 0.00% 74.43
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 21 0.05 2.62 0.00% 78.76
K773-2 腹腔鏡下腎(尿管)悪性腫瘍手術 14 1.57 7.14 0.00% 72.07
K8352 陰嚢水腫手術(その他) - - - - -
K8411 経尿道的前立腺手術(電解質溶液利用) - - - - -
経尿道的膀胱悪性腫瘍手術は膀胱癌に対する内視鏡的切除術で、開腹手術に比べ身体的負担が少なく高齢者でも受けられる治療法です。

経尿道的尿管ステント留置術は水腎症 *1 に対する施術で、外尿道口(尿の出口)から内視鏡を膀胱まで挿入し、膀胱内の尿管口(尿管の出口)から
ワイヤーを腎臓まで進め、それを元に腎臓から膀胱まで尿管の中に細いカテーテルを留置し尿の通り道を確保します。

*1 水腎症とは、腎臓で作られた尿の流れがせき止められて、尿の通り道や腎臓の中に尿がたまって拡張した状態。

※令和5年度病院情報の公表より、算出方法を変更しました。
そのため以前のデータと比べ件数の増減がありますが、当院は変わらず多岐にわたる疾患の診療、治療を行っております。

《循環器内科》

Kコード 名称 患者数 平均 術前日数 平均 術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 23 1.00 1.00 0.00% 67.04
K5972 ペースメーカー移植術(経静脈電極) - - - - -
K5463 経皮的冠動脈形成術(その他) - - - - -
K654 内視鏡的消化管止血術 - - - - -
K331 鼻腔粘膜焼灼術 - - - - -
上記のように、経皮的冠動脈ステント留置術を中心とした動脈硬化症に対する治療を行っておりますが、冠動脈以外は下肢動脈など
末梢血管への手術(四肢の血管拡張術・血栓除去術)も積極的に行っております。

※ペースメーカー外来(月1回)を設置し、ペースメーカー植込み手術から術後の管理までを積極的に行っております。

※令和5年度病院情報の公表より、算出方法を変更しました。
そのため以前のデータと比べ件数の増減がありますが、当院は変わらず多岐にわたる疾患の診療、治療を行っております。

《消化器内科》

Kコード 名称 患者数 平均 術前日数 平均 術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 71 1.63 8.70 0.00% 78.39
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 62 0.81 1.23 0.00% 69.00
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍胃粘膜) 54 0.06 5.06 0.00% 74.26
K7212 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm以上) 31 0.00 1.00 0.00% 66.23
K6871 内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみのもの) 26 2.00 2.65 7.69% 70.04
当院では内視鏡検査・治療を中心に診療を行っております。

大腸内視鏡検査でみつかったポリープは、可能なものは当日切除術を施行します。
ポリープの長径2cm以上などサイズが大きいものは入院(ほとんどが1泊)して切除をします。
また、超音波内視鏡検査(EUS)*1 超音波内視鏡下穿刺吸引法/生検(EUS-FNA/B)*2 胆膵腫瘍性病変、上部消化管粘膜下腫瘍などに対する診断、
組織診断を行なっております。
EUSによる膵嚢胞性疾患(膵管内乳頭粘液性腫瘍など)の診断にも注力しております。

早期がんに対する内視鏡的早期悪性腫瘍粘膜下層剥離術(ESD)を中心とした治療件数も年々増加しております。
多職種とも密な連携を取りながら、安全かつ最新の内視鏡診療に努めております。

また、当院は日本膵臓学会認定指導施設でもあり「北里大学病院および関連病院による膵がん早期診断プロジェクト」の協力病院です。
膵がんの危険因子を有している方に対してCT、MRI、超音波内視鏡検査(EUS)、内視鏡逆行胆道膵管造影法(ERCP)*3、EUSガイド下組織生検などを
適切に行うことによって膵がんの早期診断を目指しています。

*1 超音波内視鏡検査(EUS)は、内視鏡の先端に高性能な超音波プローブが搭載されたものです。
CTやMRIでは抽出困難な膵臓や胆嚢等の病気の診断に有用で、早期診断・早期治療を可能とします。
*2 超音波内視鏡下穿刺吸引法/生検(EUS-FNA/B)は、胃や十二指腸等の消化管から超音波内視鏡で胸腹部や骨盤内の腫瘤を観察し、
消化管内から針を刺して組織を採取する方法です。
*3 内視鏡逆行胆道膵管造影法(ERCP)は、総胆管に挿入した内視鏡から胆道系・膵管に造影剤を注入し、X線撮影を行う検査です。

※令和5年度病院情報の公表より、算出方法を変更しました。
そのため以前のデータと比べ件数の増減がありますが、当院は変わらず多岐にわたる疾患の診療、治療を行っております。

《消化器外科》

Kコード 名称 患者数 平均 術前日数 平均 術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 52 1.17 5.02 0.00% 61.48
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 48 1.00 2.98 0.00% 69.85
K6335 鼠径ヘルニア手術 21 1.14 2.71 0.00% 66.10
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 19 2.05 13.74 0.00% 74.05
K6113 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) - - - - -
当科では傷が目立ちにくく、さらには開腹手術などの従来手術に比べてより合併症の発生率が低い傾向にあるとされている鏡視下手術(腹腔鏡手術)を
積極的に取り入れることによって平均入院期間の短縮や早期の社会復帰を実現しております。

特に2023年度は虫垂炎手術、胆嚢摘出術、大腸がん手術では90%以上の症例で腹腔鏡手術を施行しております。

※令和5年度病院情報の公表より、算出方法を変更しました。
そのため以前のデータと比べ件数の増減がありますが、当院は変わらず多岐にわたる疾患の診療、治療を行っております。

《乳腺外科》

Kコード 名称 患者数 平均 術前日数 平均 術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K4762 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わない)) 50 1.00 5.14 0.00% 66.24
K4763 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩部郭清を伴わない)) 32 1.00 7.63 0.00% 57.28
K4742 乳腺腫瘍摘出術(長径5cm以上) 21 1.00 3.86 0.00% 43.05
K4765 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術・胸筋切除を併施しない) - - - - -
K4764 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴う)) - - - - -
乳腺腫瘍手術は全122件、そのうち約80%が乳房悪性腫瘍手術です。
乳房悪性腫瘍手術 全98件は乳房切除術41件(42%)、乳房温存手術57件(58%)です。

※令和5年度病院情報の公表より、算出方法を変更しました。
そのため以前のデータと比べ件数の増減がありますが、当院は変わらず多岐にわたる疾患の診療、治療を行っております。

7.その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード

DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる 22 0.65%
180010 敗血症 同一 - -
異なる - -
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 16 0.47%
異なる - -
医療資源を最も投入した傷病名と、入院契機病名が同一か異なるかで分けています。
「入院契機病名」とは、入院時に診断された病名です。
「入院契機病名と同一」とは、入院時に診断された病名と主として治療を行った病名が同一。
「入院契機病名と異なる」とは、入院時に診断された病名と主として治療を行った病名が異なる。

当院で手術を行った患者様のみならず、他医療機関における術後の患者様も含んだ件数です。
細心の注意をはらい手術を施行しております。
手術のご説明の際、起こりうる合併症等について説明を行い、ご理解を頂いたうえで同意をして頂いております。

当院で手術をする際、ご不明な点や不安に思うことがありましたらお気軽にお尋ねください。

※令和5年度病院情報の公表より、算出方法を変更しました。
そのため以前のデータと比べ件数の増減がありますが、当院は変わらず多岐にわたる疾患の診療、治療を行っております。

リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率ファイルをダウンロード

肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが 「中」以上の手術を施行した 退院患者数(分母) 分母のうち、肺血栓塞栓症の 予防対策が実施された患者数(分子) リスクレベルが「中」以上の手術を 施行した患者の肺血栓塞栓症の 予防対策の実施率
685 615 89.78%

血液培養2セット実施率ファイルをダウンロード

血液培養オーダー日数(分母) 血液培養オーダーが1日に 2件以上ある日数(分子) 血液培養2セット実施率
791 30 3.79%

広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率ファイルをダウンロード

広域スペクトルの抗菌薬が 処方された退院患者数(分母) 分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日 までの間に細菌培養同定検査が 実施された患者数(分子) 広域スペクトル抗菌薬使用時の 細菌培養実施率
390 245 62.82%
更新履歴
2024/9/26
2024/12/2