赤ちゃん、ご家族のケア


現在、30名の助産師と看護師で、妊産婦さんと赤ちゃん、ご家族の皆様のケアに取り組んでいます。 妊娠中から、退院後の卒乳、次のご出産の時まで、末永く母子センターをご利用頂けますように 関係部門のスタッフとチームワークを組んで皆様のトータルケアに向けて、日々研鑽しております。
当院では、NICU(新生児集中治療室)・GCU(新生児治療回復室)を備えておりますので、妊娠36週以前の早産児や低出生体重児などの症例でも充分に対応できる体制です。産科病棟・NICU病棟のスタッフ間で連日情報の共有を行い、新生児医との連携を図り、赤ちゃんの情報をタイムリーにお母さんにお伝えしています。



助産師による保健指導を行っております。妊娠中の身体や心の悩みの相談など妊婦さんの多彩なニーズにお応えしています。
妊娠期から産褥期までのケアの一環として骨盤ケアを行っています。
妊娠によりゆるんだ骨盤を「さらし」で支持することで腰痛や恥骨痛、歩きにくさなどの不快症状が軽くなったと好評です。
ご出産予定の方にバースプランを導入しています。
1.バースプランとは
出産方法、育児について事前に家族・スタッフ間で相談し計画していくことです。
2.バースプランの方法
妊娠12週頃、外来保健指導室にてバースプランの用紙をお渡ししています。
ご夫婦で話し合い、ご記入下さい。
3.バースレビューについて
出産後、担当の助産師とバースプランに沿ったお産ができたかどうか振り返りをさせて頂きます。


赤ちゃんが出てくる
時間が分かりました。
とても満足しています。

1.カンガルーケアとは
赤ちゃんとお母さんの肌と肌を密着させて抱っこすることです。
2.カンガルーケアのメリット
母児の愛着形成を促進し、新生児には様々な生理的効果をもたらします。
3.カンガルーケアの実際
出産後、分娩台の上で寝たままお母さんの胸の上に赤ちゃんを直接抱かせます。
この際、希望に沿って直接母乳も行なっています。
カンガルーケア中は、赤ちゃんにモニターを付け、安全に行えるよう配慮しています。

赤ちゃんは温かくて最高に気持ちよかったです。
産んだという実感が湧きました。

1.当院の方針
「赤ちゃんを母乳で育てたい」この願いは、妊婦さんの多くが抱くものです。
私達は、入院中だけではなく、妊娠中から退院後の卒乳まで、トータルケアを心がけています。
2.妊娠中のケア
外来保健指導を通して、妊娠中からの乳房ケアについてアドバイスしています。
特に妊娠37週以降から積極的なセルフケアを行って頂いています。
3.入院中のケア
母乳栄養を確立するためには、お産後できるだけ早くから赤ちゃんに母乳を吸ってもらうことが大切です。
当院では、出産後、カンガルーケアを行い、積極的に授乳をしています。
4.退院後のケア
病棟助産師による母乳外来を開設し、退院後も母乳栄養が継続できるようにサポートしています。
病棟助産師による母乳外来を実施しています。
- 〈日 時〉
- 月・水・金/13:15~16:15
火・木/14:15~16:15 - 〈予約制〉
- 予約は3階母子センター病棟で行っています。 Tel. 042-752-5222
お一人様30分~60分 - 〈費 用〉
- 2,000円(税込)
相談にこられたお母さんの声
★ 退院後14日目に利用
授乳以外のことでも気軽に相談にのってくださったので、育児に対する
不安が減りました。
★ 退院後10日目
初めての子育てだったので、不安な事がいっぱいありましたが、
母乳外来で相談できて安心しました。
★ 退院後1週間
退院して1週間で体重が増えていないことが分かり、授乳方法を教われて
体重増加につながった。
★ 乳腺炎で利用
全身のむくみや胸の張りも楽になり、とても助かりました。
たくさん話もできて気分転換になりました。
★ 卒乳で利用
たくさんのことを相談でき、他の施設よりもとてもリーズナブルだと
思いました。
母子同室を取り入れています。
経膣分娩の場合、出産後1日目から、 帝王切開分娩の場合、手術後2日目から開始していますが、お母さんと赤ちゃんの体調に合わせて行っています。 出来るだけ早い時期から同室することで、母子の愛着形成を促すことが出来ます。
受け持ち制を導入し、出産後、ご希望または必要に応じて、地域の保健師に退院後のフォローを依頼しています。
赤ちゃんに早急な処置が必要な場合でも外の扉を通らず分娩室から直接NICUに移動できます。